米外為市場サマリー:日銀の追加利上げ観測強まり一時151円80銭台に軟化


 10月31日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円03銭前後と前日に比べて1円40銭弱のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=165円48銭前後と同1円10銭弱のユーロ安・円高だった。

 日銀の植田和男総裁が31日夕の記者会見で「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、それに応じて政策金利を引き上げていく」との方針を示し、「時間的余裕という表現は今後、使わないことになる」と明言したことで、追加利上げ観測の強まりから円買いが優勢となった。この日に発表された9月の米個人消費支出(PCE)物価指数で、食品とエネルギーを除くコア指数の前年同月比の上昇率が小幅に市場予想を上回り、インフレ圧力の根強さが示されたが、10月の米雇用統計の発表を11月1日に控えていることからドル円相場の反応は限定的。米長期金利の低下がドルの重荷となるかたちで、一時151円84銭まで下押した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0884ドル前後と前日に比べて0.0030ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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