午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利一時0.930%に低下


 5日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。米大統領・議会選挙の結果を見極めたいとして模様眺めムードが強かったものの、米金利の上昇一服を手掛かりとした買いが相場を押し上げた。

 4日の米市場では共和党候補のトランプ前大統領の返り咲きを見込んだ「トランプトレード(米国債売り、米株やドルの買い)」を巻き戻す動きが出て、米長期債相場が反発(金利は低下)したことが国内債の追い風となった。ただ、大規模減税や関税引き上げなどを公約に掲げているトランプ氏が勝利すれば、インフレ再燃や財政悪化への思惑から米長期金利が上昇する可能性があり、全般的に積極的な売買は手控え気味。こうしたなか、日経平均株価の反発が重荷となるかたちで、債券先物は午前10時ごろに一時144円13銭と弱含んだ。とはいえ、米中西部アイオワ州の地元紙デモイン・レジスターが2日、同州で実施した大統領選世論調査で民主党のハリス副大統領の支持率がトランプ氏を上回ったと報じたことで米金利低下を見込む向きもあり、先物は午後1時30分すぎに144円29銭まで上伸する場面があった。

 先物12月限の終値は、前営業日となる1日に比べて11銭高の144円27銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時0.930%と約1カ月ぶりの低水準をつけ、午後3時時点では1日に比べて0.005%低下の0.935%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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