午後:債券サマリー 先物は大幅反落、米大統領選でトランプ氏優勢との見方 長期金利0.980%に上昇


 6日の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅に反落した。現地時間5日投開票の米大統領選を巡り、開票状況が伝わるなか、激戦州とされるノースカロライナ州とジョージア州で共和党候補のトランプ氏が勝利したと報じられた。他の激戦州でも取引時間中はトランプ氏が得票率で民主党候補のハリス氏を上回っている州が目立った。米国の財政拡張シナリオとインフレ高進リスクが意識され、時間外取引で米長期金利は一時4.4%台まで上昇(債券価格は下落)し、円債相場の重荷となった。

 議会選挙では上院で共和党が多数派を占める公算となった。民主党と競り合う下院でも共和党が多数派を維持し、「トリプルレッド」となる可能性が意識された。日銀は6日に定例の国債買い入れオペを実施。応札倍率は「残存期間3円超5年以下」で4.60倍となり、前回の3.01倍を大幅に上回った。債券の売り需要の高さが意識され、先物売りを促した。

 先物12月限は前営業日比49銭安の143円78銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.045ポイント高い0.980%に上昇した。


出所:MINKABU PRESS


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