明日の為替相場見通し=FRB議長の記者会見に注目


 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が次回12月会合に向けて利下げを示唆するかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=153円00銭~154円50銭。

 日本時間8日未明にFRBが米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を公表する。市場では0.25%の利下げがコンセンサスとなっており、予想通りならドル売りは限定的となりそう。パウエル議長の記者会見を受けて次回12月会合での金利据え置き観測が強まった場合はドル買い材料となる半面、こうした見方が後退すれば米長期金利の低下を通じてドルの重荷となりそうだ。トランプ前大統領の返り咲きに伴うドル高圧力がしばらく続く可能性はあるものの、三村淳財務官が7日の朝方に円安進行について「投機的な動向も含め、極めて高い緊張感を持って注視する」と牽制したことから積極的には円を売りにくい。

 なお、日本時間今晩には9月のユーロ圏小売売上高、前週分の米新規失業保険申請件数、7~9月期の米労働生産性指数(速報値)、9月の米卸売在庫・売上高、9月の米消費者信用残高が発表される予定。また、イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利を発表する。

出所:MINKABU PRESS


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