米外為市場サマリー:日米金利差拡大が意識され一時154円90銭台に上伸


 12日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円61銭前後と前日に比べて90銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=164円25銭前後と同50銭弱のユーロ高・円安だった。

 米次期大統領となるトランプ氏が打ち出す政策がインフレの再加速や財政赤字の拡大につながる可能性が引き続き意識された。この日の米長期債相場が3営業日ぶりに反落(金利は上昇)するなか、日米金利差の拡大を手掛かりとしたドル買い・円売りが流入。欧州経済研究センター(ZEW)が発表した11月のドイツ景気予測指数が前月から悪化し、欧州経済の先行き不透明感を背景としたユーロ売り・ドル買いが対円でのドル買いに波及したこともあり、ドル円相場は一時154円92銭まで上伸した。ただ、10月の米消費者物価指数(CPI)の発表を13日に控えて一段とは買い上がりにくく、ドルは買い一巡後にやや上値が重くなった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0623ドル前後と前日に比べて0.0030ドル強のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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