午前:債券サマリー 先物は続落、長期金利1.055%と約3カ月ぶり高水準


 14日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。米次期政権のインフレ的な政策への警戒感を背景に、米長期金利が上昇基調を強めていることが国内債に影響した。

 米大統領と上下両院の過半数を共和党が占める「トリプルレッド」となることが確実視されるなか、トランプ氏が掲げる減税や関税引き上げなどの政策が遂行しやすくなるとの見方が広がっている。インフレ再加速の懸念から前日の米長期金利が上昇し、この日の時間外取引で一段と水準を切り上げたことから国内債には売りが出やすかった。債券先物は一時142円97銭まで軟化したあとは下げ渋ったが、円安の進行で日銀による追加利上げが意識されやすいこともあって戻りは限定的だった。

 午前11時の先物12月限の終値は、前日比9銭安の143円02銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%上昇の1.055%と約3カ月ぶりの水準で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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