米外為市場サマリー:米金利上昇を手掛かりに一時155円60銭台に上伸


 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円46銭前後と前日に比べて85銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=164円24銭前後と同1銭程度のユーロ安・円高とほぼ横ばいだった。

 この日に米労働省が発表した10月の消費者物価指数(CPI)は、前月比の上昇率が0.2%、エネルギー・食品を除くコア指数は同0.3%といずれも市場予想と同じだった。これを受けて物価上昇の再加速への警戒感がいったん和らぎ、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを停止するとの観測が後退するなかドル円相場は一時154円34銭まで軟化した。ただ、米大統領と上下両院の過半数を共和党が占める「トリプルレッド」となることが確実視され、次期政権の政策次第ではインフレ圧力が高まるとの見方が根強いことからドルは売り一巡後に切り返し。米ダラス地区連銀のローガン総裁が講演で「FRBは追加利下げを慎重に進めるべき」との見解を示したこともあって、米長期金利が上昇に転じるとドル買いが活発化し155円62銭まで上伸する場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0564ドル前後と前日に比べて0.0060ドル弱のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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