午前:債券サマリー 先物は続落、日銀追加利上げ観測が重荷 長期金利一時1.075%に上昇


 15日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は続落した。外国為替市場でドル円相場が一時1ドル=156円70銭台までドル高・円安方向に振れ、日銀による早期の追加利上げ観測が広がり、円債相場の重荷となった。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がダラス地区連銀のイベントでの講演で、米国経済が極めて良好な情勢だとの見方を示したうえで、利下げを急がない姿勢をみせたことも、買い手控えムードを強める要因となった。財務省は15日、5年債入札を通告した。第174回の新発債として発行され、クーポンは0.7%と前回債(0.6%)から切り上がった。もっとも、円安を背景として日銀の追加利上げ観測が広がるなかで、応札に慎重な姿勢が参加者の間で広がることが懸念されており、入札結果に対しては一定の警戒感があるようだ。

 先物12月限は前営業日比17銭安の142円81銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.015ポイント高い1.070%で推移。一時1.075%をつけた。

出所:MINKABU PRESS


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