<動意株・20日>(前引け)=三桜工、オルツ、ウイルコHD


 三櫻工業<6584.T>=大底圏での3陽連示現で大勢トレンド転換の兆し。米エヌビディア<NVDA>の決算発表を目前に投資家サイドの思惑が錯綜しているが、業績や今後の収益見通しだけでなく、マーケットでは同社が展開する次世代半導体「ブラックウェル」の電力消費量の多さとそれに伴う発熱問題も俎上に載っている。つれてデータセンターの液体冷却に対する関心が高まっているが、三桜工が手掛けるサーマルソリューション(水冷製品)はスーパーコンピューター「富岳」でも採用実績があり、データセンター向け冷却ソリューションの関連有力株として浮上している。このほか、地熱発電分野でも注目され、東京工業大学(現・東京科学大学)と共同で地熱や工場廃熱などを利用した発電技術で研究開発を進捗させている。

 オルツ<260A.T>=大幅続伸。同社は19日取引終了後、人工知能(AI)を活用した不動産マッチングシステムの開発などを手掛ける子会社「オルツREキャピタル」を12月末にも設立し、不動産マッチング事業を開始すると発表。これが材料視されているようだ。具体的には、評価や判断を行う際の基準や指標を設定することで、AIが24時間365日、希望条件に合致する物件を探索し、ピックアップするもの。また、売出価格や成約事例などのマーケット情報をリアルタイムで収集・分析し、対象エリア及び物件の適正な市場価格(将来予測も含む)を算出することで、買取査定に活用するとしている。

 ウイルコホールディングス<7831.T>=急速人気で一気に年初来高値更新。19日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、25年10月期第1四半期に投資有価証券売却益2億円を特別利益として計上すると発表しており、好材料視されている。なお、業績への影響については、何らかの変化がある場合には適切に開示するとしている。

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出所:MINKABU PRESS


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