<動意株・25日>(大引け)=ベイシス、ミガロHD、リベースなど


 ベイシス<4068.T>=後場急動意。ストップ高で年初来高値を更新した。東大発ベンチャーのAirion(東京都文京区)はきょう、ベイシスと共同でガスメーター設置精度を自動判定する人工知能(AI)開発を開始したと発表。これが材料視されているようだ。これはベイシスが開発するクラウド型施工管理システムBLAS(スマートフォンやパソコンを用いて、現場からでも作業進捗や写真データの登録・更新・管理などが可能なシステム)と連携して、ガスメーターに取り付けるNCU(ネットワーク・コントロール・ユニット)の設置精度確認業務をAIで自動化するもの。物理的な設置状況の確認業務を行うAI開発の実証実験を始めており、今回のAI開発によって確認業務における工数を削減するとともに設置精度の向上を達成することが可能になるとしている。

 ミガロホールディングス<5535.T>=後場上げ幅拡大。正午ごろ、子会社DXYZが展開する顔認証プラットフォーム「FreeiD(フリード)」が、常石造船(広島県福山市)の人事システムと連携し、東ティモール拠点に提供されたと発表しており、好材料視されている。DXYZは22年10月から常石造船の東京事務所に「FreeiD」オフィスサービスを提供しており、顔認証によって手ぶらで入場できる利便性・安全性に加え、業務効率化が評価され、全国各地にあるグループ企業での勤怠管理にも活用すべく、人事システムとの連携を実施している。今回、常石造船では東ティモールに現地法人を設立するだけでなく、現地大学と連携して造船人材の確保・育成を図るなど同国とのつながりを深めていることから、「FreeiD」初の海外導入として同国拠点への設置が決まったとしている。

 Rebase<5138.T>=上値指向継続で新高値。同社はレンタルスペースの予約サイトを運営する。13日に発表した4~9月期単独決算は売上高が前年同期比31.6%増の8億6800万円、営業利益が同59.1%増の2億1300万円と好調だった。働き方や趣味の多様化により、レンタルスペースの利用ニーズは引き続き順調に拡大する見通しだ。好決算を受けて同社株は急伸。その後も堅調な展開が続いている。

 レジル<176A.T>=7連騰、連日の上場来高値更新。今月14日発表の25年6月期第1四半期(7~9月)の連結決算で、利益の進捗率が高水準だったことを好感した買いが同社株を押し上げてきたが、25日午前10時にサンケイリアルエステート投資法人<2972.T>が運用する5つのオフィスビルに対し、トラッキング付きFIT非化石証書を活用して実質的にRE100の要件を満たした電力を供給すると発表。これを材料視した買いが入り上げ幅を拡大した。レジルの「再エネRE100メニュー」の供給開始を通じサンケイREはサプライチェーンにおける温室効果ガスの排出量を削減し、価値向上を図る。

 ミタチ産業<3321.T>=大幅高で年初来高値更新。前週末22日の取引終了後、25年5月期連結業績予想について売上高を800億円から900億円(前期比2.3倍)へ、営業利益を18億円から19億円(同19.4%増)へ上方修正すると発表した。第2四半期以降に開始した自動車関連顧客の商流移管や、民生関連のEMSなどの堅調な受注などが寄与する見通し。これを好感した買いを集めている。

 三井化学<4183.T>=底値離脱の動き。前週末に大陽線を示現し5%を超える急伸をみせたが、きょうも買いが続き上値抵抗ラインとして意識される75日移動平均線をブレークする動きとなった。前週末22日取引終了後、発行済み株式数の1.68%相当の320万株、金額ベースで最大100億円の自社株買いを実施することを発表、これによる一株利益などの株式価値向上と需給改善に対する期待が買いを誘導している。同社は政策保有株を原則ゼロとする方針で、その一方で自社株買いに前向きな姿勢を示している。配当利回りは前週末時点で4%超だが、PBRは依然として0.8倍近辺と解散価値を大きく下回っており、足もとで株主還元姿勢を強めていることは株価の先高期待につながっている。

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出所:MINKABU PRESS


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