午後:債券サマリー 先物は反落、40年債入札結果受けて超長期債に売り圧力


 27日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落した。前日の米国市場で長期債価格が下落(金利は上昇)したことが重荷となった。財務省が実施した40年債入札が弱めの結果となり、超長期ゾーンへの売り圧力が高まった。

 40年債入札の応札倍率は2.24倍で、前回(9月26日)の2.58倍を下回った。最高落札利回りは2.550%となった。来年度からの超長期債の発行額が減額されるとみられるなか、今回の入札では応札需要が期待ほど高まらなかったと受け止められ、超長期債には需給状況を懸念した売りが出た。

 前日の米国市場では、トランプ次期米大統領の関税策が米国内のインフレ高進につながるとの見方から債券売りの流れとなった。

 先物12月限は前営業日比13銭安の142円80銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.010ポイント高い1.070%に上昇した。


出所:MINKABU PRESS


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