米外為市場サマリー:トランプ関税が警戒され一時152円99銭まで軟化


 26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=153円08銭前後と前日に比べて1円15銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=160円58銭前後と同1円30銭弱のユーロ安・円高だった。

 トランプ次期米大統領がメキシコとカナダ、中国に対する関税を強化する方針を示したことを受け、世界景気に悪影響を及ぼす可能性があるとの見方からリスク回避的なドル売り・円買いが先行した。ドル円相場は一時152円99銭まで軟化したあとは下げ渋ったが、ユーロ売り・円買いが対ドルでの円買いに波及したこともあって戻りは限定的。この日に発表された米経済指標は11月の米消費者信頼感指数が1年4カ月ぶりの高水準となった一方、10月の米新築住宅販売件数は1年11カ月ぶりの低水準とまちまちでドルを押し上げる材料にはならなかった。なお、同日に米連邦準備理事会(FRB)が公表した6~7日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、当局者が今後の利下げに対する慎重なアプローチを幅広く支持したことが分かった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0489ドル前後と前日に比べて0.0006ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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