米外為市場サマリー:一時150円40銭台と約1カ月ぶりの水準に軟化


 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円09銭前後と前日に比べて2円00銭弱のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=159円66銭前後と同90銭強のユーロ安・円高だった。

 トランプ次期米大統領による関税強化の方針表明を受け、世界経済への悪影響を懸念したドル売り・円買いが継続。また、欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事がインタビューで、過度な利下げに慎重な姿勢を示したことを背景としたユーロ買い・ドル売りが対円でのドル売りにつながった面もあった。この日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数や10月の米個人消費支出(PCE)物価指数が米経済の底堅さが示す内容だったことからドルは下げ渋る場面もあったが、28日は米国が祝日となることから持ち高調整のドル売りが入りやすく戻りは限定的。米長期金利が低下したこともドル売りを促し、ドル円相場は一時150円46銭と約1カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0566ドル前後と前日に比べて0.0080ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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