外為サマリー:一時149円70銭台と約1カ月ぶりの水準まで軟化


 29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=150円10銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円65銭程度のドル安・円高となっている。

 総務省が朝方発表した11月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)を受け、日銀の追加利上げを意識した円買い・ドル売りが優勢だった。変動の大きい生鮮食品を除く総合の上昇率が前年同月比で2.2%と10月の1.8%から拡大し、市場予想の2.1%を上回ったことから12月会合での利上げを後押しする材料と受け止められたもよう。また、日経平均株価が反落したことによるリスク回避目的のドル売り・円買いや、週末の実質ゴトー日に伴う国内輸出企業など実需筋のドル売り・円買い観測もドル円相場を押し下げた。前日の安値150円46銭を割り込むと下げに拍車がかかり、午後1時20分ごろには一時149円75銭と約1カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。その後は下げ渋ったものの、欧米のホリデーシーズン本格化で模様眺めムードが広がりやすいことから戻りは限定的だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0568ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=158円62銭前後と同1円30銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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