午前:債券サマリー 先物は続落、小高く始まるも買い続かず


 3日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。小高く始まったものの買いは続かず、日銀による12月利上げ観測が依然としてくすぶっている様子だった。

 日本経済新聞が11月30日に配信した日銀の植田和男総裁へのインタビューで、追加利上げの時期について「データがオントラック(想定通り)に推移しているという意味では近づいているといえる」と述べたことが引き続き影響しているもよう。前日の下げで12月利上げの織り込みがある程度進んだことから一段と売り込む動きはみられなかったが、日経平均株価の大幅高から債券には買いが入りにくかった。また、きょう財務省が実施する10年債入札に対する警戒感もあり、前引けにかけては売りが優勢となった。

 午前11時の先物12月限の終値は、前日比5銭安の142円77銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%上昇の1.085%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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