午後:債券サマリー 先物は大幅続伸、日銀12月利上げ観測の後退で


 4日の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅続伸した。今月18~19日に日銀が開く金融政策決定会合で、追加利上げが見送られるとの思惑が広がり、先物に買い戻しが入った。

 一部通信社の報道を受けて思惑が広がった。午前の取引終了後に英語版が配信されたもようで、利上げシナリオを前提に債券の売りポジションを構築していた海外投資家の買い戻しを誘発したとみられている。韓国の政局が混迷化したことも、安全資産と位置付けられる国債の買い需要を高める方向に作用した。

 日銀はこの日、4本の定例の国債買い入れオペを実施した。応札倍率は「残存期間1年以下」が2倍を下回り、それ以外の「同1年超3年以下」、「同3年超5年以下」、「同10年超25年以下」はいずれも2倍台となった。市場では総じて無難な結果と受け止められ、投資家の反応は限られた。

 先物12月限は前営業日比29銭高の143円16銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.025ポイント低い1.050%と水準を切り下げた。一時1.040%まで低下する場面があった。


出所:MINKABU PRESS


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