米外為市場サマリー:日銀の年内利上げ観測後退で一時151円20銭台に上伸


 4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円59銭前後と前日に比べて1円00銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=158円30銭前後と同1円10銭程度のユーロ高・円安だった。

 日銀が18~19日に開く金融政策決定会合で利上げを見送る可能性があるとの一部報道を受け、年内の追加利上げ観測が後退するなかドル買い・円売りが先行。ドル円相場は3日のニューヨーク市場で一時148円65銭と10月中旬以来のドル安・円高水準をつけた反動もあり、151円23銭まで上伸する場面があった。ただ、この日の発表された11月の米ADP雇用統計と11月の米ISM非製造業景況感指数が市場予想を下回ったことが重荷となり、ドルは買い一巡後に伸び悩み。米長期金利が低下したことも影響し、一時150円00銭近辺まで押された。とはいえ、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がイベントで「米経済は9月に利下げを開始した当初よりも力強く推移しているため、FRBは更なる利下げに慎重になる可能性がある」と述べたことが伝わるとドルは再び強い動きとなった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0511ドル前後と前日に比べて0.0002ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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