東京株式(大引け)=119円高、米株最高値好感も寄り後は漸次上げ幅を縮小


 5日の東京株式市場はリスク選好の地合いで日経平均は上値追いを継続。ただ、3万9000円台後半では戻り売りを浴び、前場取引中盤以降は伸び悩んだ。

 大引けの日経平均株価は前営業日比119円21銭高の3万9395円60銭と4日続伸。プライム市場の売買高概算は18億4236万株、売買代金概算は4兆2150億円。値上がり銘柄数は967、対して値下がり銘柄数は611、変わらずは66銘柄だった。

 きょうの東京市場は前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数など主要株価指数が揃って上昇したことを受け、リスク選好の流れを引き継いでスタート。ただ、日経平均は寄り付き直後に3万9600円台まで水準を切り上げた後は上げ幅を縮小する展開となった。今月中旬に行われる日銀の金融政策決定会合を控え、追加利上げの有無に関する思惑が錯綜し、全体相場も買い手控えムードが台頭。日経平均は前日まで3営業日続伸し1000円以上水準を切り上げていたこともあり、主力株にポジション調整の売りが出た。TOPIXもプラスで引けたものの、上げ幅はわずかで、個別銘柄も値上がり銘柄数が全体の6割弱を占めるにとどまっている。売買代金は前日と同水準で4兆円台はキープされた。

 個別では、フジクラ<5803.T>が物色人気となり、川崎重工業<7012.T>も売買代金を伴い上値を追った。また、アドバンテスト<6857.T>が買いを集めた。ソフトバンクグループ<9984.T>が高く、リクルートホールディングス<6098.T>も上昇した。任天堂<7974.T>の上値追いも続いている。さくらインターネット<3778.T>も値を上げた。大阪ソーダ<4046.T>が急騰、セレス<3696.T>、ラウンドワン<4680.T>が値を飛ばし、KeePer技研<6036.T>、ノーリツ鋼機<7744.T>なども大幅高。

 半面、断トツの売買代金をこなした三菱重工業<7011.T>が後場に軟化、レーザーテック<6920.T>も軟調。東京エレクトロン<8035.T>が冴えず、サンリオ<8136.T>も前日に続き利益確定売りに押された。第一三共<4568.T>が下落、商船三井<9104.T>も売られた。アドバンスクリエイト<8798.T>が大幅安、日本製鋼所<5631.T>、東京計器<7721.T>も利食われた。KOKUSAI ELECTRIC<6525.T>の下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS


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