米外為市場サマリー:米雇用統計を受け一時149円30銭台に軟化


 6日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円00銭前後と前日に比べて10銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=158円55銭前後と同35銭程度のユーロ安・円高だった。

 この日に米労働省が発表した11月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月から22万7000人の増加となり、ハリケーンやストライキで落ち込んだ10月(1万2000人増から3万6000人増に上方修正)から急回復した。また、平均時給の前月比の上昇率は0.4%と前月と同じで、失業率は4.2%と前月の4.1%から上昇した。これを受けた為替市場はドル売りで反応し、ドル円相場は一時149円37銭まで軟化。米連邦準備理事会(FRB)が17~18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決めるとの見方が改めて強まったようだ。ただ、その後に米ミシガン大学が発表した12月の消費者態度指数(速報値)が8カ月ぶりの高水準となったことからドルは下げ渋り。FRBのボウマン理事がイベントで「利下げは慎重に進めたい」との考えを示したことや、米クリーブランド地区連銀のハマック総裁が講演で「FRBが利下げペースを緩める時期に達したか、その時期に近づいている可能性がある」と述べたこともドルの下支えとなった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0568ドル前後と前日に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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