午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利は1.040%で推移


 9日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸した。前週末の米国市場で長期債価格が上昇したことが円債相場への支援材料となった。日銀が実施した定例の3本の国債買い入れオペは総じて無難と受け止められた。

 国債買い入れオペは「残存期間1年超3年以下」と「同5年超10年以下」、「同25年超」が対象。長期ゾーンとなる「同5年超10年以下」の応札倍率は2.50倍と、前回の2.55倍からわずかに低下したが、落札利回りの水準はほぼ市場の実勢に沿ったものとなった。18~19日に日銀が開く金融政策決定会合を巡っては、追加利上げが決まるとの見方が後退しつつあり、円債相場には下支え要因となった。

 期近物の12月限から期先物の3月限にポジションを移行させるためのロールオーバー取引の影響も受けた。債券先物は午前中に一時143円39銭まで買われたが、午後は高値圏でのもみ合いに終始した。

 先物12月限は前営業日比15銭高の143円26銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント低い1.040%で推移。一時1.030%まで低下したが、その後水準を切り上げた。

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。