午前:債券サマリー 先物は続伸、長期金利は1.030%に低下


 9日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸した。前週末の米債券市場で長期債価格が上昇(金利が低下)した流れを引き継いだ。

 前週末6日発表の米11月雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比で22万7000人増と、市場予想を上回って着地した。10月分も上方改定された。半面、失業率は前月比0.1ポイント上昇の4.2%と雇用環境の悪化が示された。公表後、米連邦準備制度理事会(FRB)が今月開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに踏み切るとの見方が強まり、債券選好の流れとなった。

 日銀は9日午前、定例の国債買い入れオペを通告した。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同5年超10年以下」、「同25年超」の3本で、オファー額は計画通りとなった。期近物の12月限から期先物の3月限へのロールオーバーを目的とした売買が活発化に向かう局面にあって、先物は一時143円39銭まで上昇した。

 先物12月限は前営業日比23銭高の143円34銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は、同0.015ポイント低下の1.030%に水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS


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