午後:債券サマリー 先物は下落、事実上の限月交代 長期金利1.065%


 11日の債券市場で、先物12月限と3月限は下落した。日中取引において、3月限の売買高が12月限を上回り、事実上の限月交代となった。ロールオーバー主体の展開となるなか、前日の米債券市場で長期債相場が下落(金利は上昇)したことは重荷となった。

 この日は国内では財務省による利付国債の入札や、日銀による国債買い入れオペといった需給イベントがなく、手掛けにくさが意識された。日銀が朝方発表した11月の企業物価指数は、前年同月比で3.7%の上昇となり、伸び率は市場予想を上回ったが、円債相場の反応は限られた。日本時間の今晩に発表される11月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとの姿勢が強く、見送りムードが優勢だった。

 先物12月限は前営業日比11銭安の142円97銭。3月限は同11銭安の142円30銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は横ばいの1.065%で推移した。


出所:MINKABU PRESS


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