午前:債券サマリー 先物は続落、米債券安や株高が重荷


 12日の債券市場で、事実上の中心限月となった先物25年3月限は続落。前日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことや、この日の日経平均株価が続伸したことが重荷となった。

 米労働省が11日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は上昇率が市場予想と一致したが、米債券市場ではインフレ圧力の根強さが意識されたもよう。同日の米長期金利が上昇したことで、国内債にも売りが先行した。前日夕にブルームバーグ通信が「日銀は追加利上げを急ぐ状況にはないと認識している」と報じたが、来年1月会合での追加利上げ観測などから相場を押し上げる材料には至らず。前日の米ハイテク株高などを手掛かりに、日経平均株価が一時4万円台を回復したことも安全資産とされる債券に影響した。なお、きょうは財務省が流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)を実施する。

 午前11時の先物3月限の終値は、前日比13銭安の142円17銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%上昇の1.075%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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