11日の米株式市場の概況、ディフェンシブ株の売り目立ちNYダウは5日続落


 11日の米株式市場で、NYダウは前日比99.27ドル安の4万4148.56ドルと5日続落した。午前8時半発表の11月の消費者物価指数は前月比プラス0.3%、前年同月比ではプラス2.7%となり、いずれも予想に一致。予想から上振れれば利下げが見送られる可能性も指摘されていたが、市場予想と一致したことで来週のFOMCにおける利下げがほぼ確実視され、NYダウは堅調に寄り付いた。その後、上げ幅が100ドルを超える場面もあったが、景況感に大きな変化が見られないなかで次第に売り買いが交錯する展開に移行。ハイテク株が買われる一方で、ヘルスケアなどディフェンシブ株の売りが目立つようになり、NYダウも下落して引けた。なかでウーバー・テクノロジーズ<UBER>、イーライ・リリー<LLY>が売られ、メルク<MRK>、シェブロン<CVX>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、ホーム・デポ<HD>も下落。薬剤給付管理会社による薬局事業切り離しを義務付ける法案が提出されるとの報道を受けユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、シグナ・グループ<CI>も急落した。半面、セールスフォース<CRM>、オラクル<ORCL>、ボーイング<BA>が買われ、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>、マスターカード<MA>も高い。

 一方、ナスダック総合指数は反発し、前日比347.652ポイント高の2万34.894と初めて2万を超え、史上最高値を更新して引けた。テスラ<TSLA>が6日続伸し、エヌビディア<NVDA>、マイクロストラテジー<MSTR>が上昇。アップル<AAPL>のAIチップ開発で協力と報じられたブロードコム<AVGO>も高い。半面、ペプシコ<PEP>、アムジェン<AMGN>、インテル<INTC>は安い。

出所:MINKABU PRESS


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