午前:債券サマリー 先物は続伸、長期金利は1.030%に低下


 13日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸した。日銀がこの日発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)は、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス14となり、9月調査のプラス13から小幅に改善。市場予想を上回った。日銀が利上げに動きやすくなるとの見方から、先物に売りが出たものの、下値は堅く切り返した。

 先物は一時142円36銭まで下げたが、その後は持ち直した。日経平均株価が前日比で500円を超す下げとなるなか、安全資産とされる国債には買い戻しが入ったようだ。日銀は午前、定例の国債買い入れオペを4本通告した。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」。オファー額は計画通りとなった。

 前日の米国市場で長期債価格が下落(金利は上昇)したことは、円債相場には重荷となった。米国の30年債入札が低調な結果となったことが、米国債への売りを促した。

 先物3月限は前営業日比10銭高の142円55銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.015ポイント低い1.030%で推移している。


出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。