東京株式(大引け)=378円安と5日ぶり反落、主力株への利益確定売りが優勢に


 13日の東京株式市場で日経平均株価は5日ぶりに反落。前日までの上昇の反動で半導体などハイテク関連や防衛など主力株に対する利益確定売りが優勢となった。

 大引けの日経平均株価は前日比378円70銭安の3万9470円44銭。プライム市場の売買高概算は19億9363万株。売買代金概算は4兆4220億円となった。値上がり銘柄数は530と全体の約32%、値下がり銘柄数は1053、変わらずは61銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウが6日続落したほかナスダック指数も下落した。これを受け、日経平均株価は売り先行でスタート。前日まで4日続伸していたこともあり、利益確定売りが膨らみ、半導体関連などハイテク株や防衛関連の重工大手などの主力株が下落した。日経平均株価は前場には一時600円を超す下落となり3万9300円を割り込む場面があった。後場に入ってからは下値に買いが流入し下げ幅は縮小したが、週末で買いを手控える動きも強かった。寄り前に日銀が発表した12月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の業況判断指数(DI)はプラス14となり9月から1ポイント改善したが、相場への影響は限定的だった。株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)値は3万9434円85銭だったとみられている。

 個別銘柄では、三菱重工業<7011.T>やIHI<7013.T>、川崎重工業<7012.T>が安く、ディスコ<6146.T>や東京エレクトロン<8035.T>、レーザーテック<6920.T>が売られた。ソニーグループ<6758.T>、トヨタ自動車<7203.T>が軟調で三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が下落。ファーストリテイリング<9983.T>やソフトバンクグループ<9984.T>、リクルートホールディングス<6098.T>が値を下げた。

 半面、アドバンテスト<6857.T>やフジクラ<5803.T>が高く、バンダイナムコホールディングス<7832.T>やサンリオ<8136.T>、ディー・エヌ・エー<2432.T>、楽天グループ<4755.T>が値を上げた。西武ホールディングス<9024.T>や三井E&S<7003.T>、MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725.T>が上昇した。

出所:MINKABU PRESS


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