米外為市場サマリー:日米金利差が意識されるなか一時153円80銭に上伸


 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=153円65銭前後と前日に比べて1円00銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円37銭前後と同1円60銭程度のユーロ高・円安だった。

 足もとで発表された米物価関連指標でインフレ圧力の根強さが示され、米長期金利が上昇基調を強めていることからドル買いが入りやすかった。半面、この日に日本経済新聞電子版が「日銀は国内の賃金・物価の動きを含め慎重に情勢を見極める構えで、12月会合では追加利上げを見送る可能性がある」と伝えたほか、共同通信が「日銀が18~19日に開く金融政策決定会合で、政策金利引き上げの見送りを検討していることが分かった」と報じたことが円の売り材料となった。日米で金利差の大きく開いた状態が当面続くとの見方がドル買い・円売りを促し、ドル円相場は一時153円80銭と約2週間ぶりの水準をつけた。一方、欧州中央銀行(ECB)が12日の理事会で3会合連続となる利下げを決めたことなどを背景に軟調推移となっていたユーロは、週末を控えた持ち高調整とみられる買いで堅調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0501ドル前後と前日に比べて0.0030ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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