17日の米株式市場の概況、NYダウ1978年以来の9日続落 利下げペース鈍化懸念


 17日の米株式市場では、NYダウが前日比267.58ドル安の4万3449.90ドルと9日続落した。9営業日連続の下落は1978年2月以来となる。11月の米小売売上高が前月比0.7%増となり、伸び率は市場予想の0.5%を上回った。10月分も上方改定となった。これに対し、11月の米鉱工業生産指数は市場予想に反する形で低下した。一連の経済指標を受けて来年以降の利下げペースを巡る不透明感が意識され、買い手控えムードを強めた。18日まで開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%幅の利下げが決まるとの見方が優勢となっているが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見での発言内容を見極めたいとの姿勢も強かった。

 ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が続落し、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やインテル<INTC>、セールスフォース<CRM>が軟調推移。ニューコア<NUE>が値を下げ、CVSヘルス<CVS>とシグナグループ<CI>が引き続き売られ、アメンタム・ホールディングス<AMTM>が株価水準を切り下げた。半面、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>とコカ・コーラ<KO>、ナイキ<NKE>が上伸。ファイザー<PFE>が高く、テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ<TEVA>が急伸した。
 
 ナスダック総合株価指数は64.830ポイント安の2万0109.061と3日ぶりに反落した。エヌビディア<NVDA>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、ブロードコム<AVGO>が下落し、アファーム・ホールディングス<AFRM>とマッチ・グループ<MTCH>が冴えない展開。レッド・キャット・ホールディングス<RCAT>やEVゴー<EVGO>、マーベル・テクノロジー・グループ<MRVL>が大幅安となった。一方、テスラ<TSLA>が上値を追い、アップル<AAPL>がしっかり。クオンタム・コンピューティング<QUBT>とマイテック・システムズ<MITK>、ソーラーエッジ・テクノロジーズ<SEDG>が急騰した。

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。