米外為市場サマリー:日米金利差が意識され一時157円80銭台に上伸


 19日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=157円44銭前後と前日に比べて2円65銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円14銭前後と同2円90銭弱のユーロ高・円安だった。

 18日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言から米利下げペースの鈍化観測が強まる一方、日銀は19日の金融政策決定会合で追加利上げを見送った。植田和男総裁が記者会見で次の利上げ判断に至るには「もう1ノッチ(段階)ほしい」と述べるなど早期の利上げに慎重な姿勢を示したこともあり、日米の金利差が開いた状態が続くとの見方からドル買い・円売りが優勢だった。また、19日に発表された7~9月期の米実質国内総生産(GDP)確定値が改定値から上方修正されたことや、前週分の米新規失業保険申請件数が前の週から減少したこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時157円81銭と5カ月ぶりのドル高・円安水準をつけた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0363ドル前後と前日に比べて0.0010ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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