午前:債券サマリー 先物は小反落、朝方の買い一巡後は失速


 23日の債券市場で、先物中心限月3月限は小反落。前週末の米金利低下を手掛かりとした買いは朝方で一巡し、その後は株高が影響するかたちで失速した。

 20日に発表された11月の米個人消費支出(PCE)物価指数の伸び率が市場予想を下回ったことで、同日の米債券市場では米連邦準備理事会(FRB)が今後も利下げを続けるとの見方が台頭。米長期債相場の反発(金利は低下)が国内債の追い風となり、債券先物は寄り付き直後に一時142円60銭まで上伸した。ただ、前週末の米株高を受けた日経平均株価の上昇が重荷で、安全資産とされる債券は伸び悩み。足もとでの円安進行から日銀による早期の追加利上げ観測が依然としてくすぶっていることもあり、午前9時50分すぎには142円42銭まで下押す場面があった。

 午前11時の先物3月限の終値は、前週末比2銭安の142円45銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末と同じ1.050%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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