東京株式(大引け)=124円安、朝高後に値を消す展開で商い低調


 24日の東京株式市場は朝方は買いが優勢で始まったが、その後日経平均は値を消す展開となり、後場は終始マイナス圏での推移となった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比124円49銭安の3万9036円85銭と反落。プライム市場の売買高概算は18億4806万株、売買代金概算は3兆943億円。値上がり銘柄数は745、対して値下がり銘柄数は817、変わらずは81銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が上昇したことや、外国為替市場でドル高・円安が進行したことを受け、朝方はリスク選好の地合いでスタートした。しかし、海外機関投資家がクリスマス休暇で参戦がまばらとなるなか、上値も重かった。前日の米株市場で半導体関連の主力株が軒並み上昇したにもかかわらず、売買代金上位の半導体製造装置関連株が冴えない値動きだったことや、電線株などが軟調で全体指数を押し下げる展開に。一方、自動車セクターは大手メーカーの経営統合の動きなどが刺激材料となり物色人気を博した。このほか海運株なども買われている。日経平均は午後の取引で終始軟調だったが、下値は固く大引けでも3万9000円台を維持した。なお、売買代金は3兆円強と低調で今年最低水準となった。

 個別では、アドバンテスト<6857.T>、ディスコ<6146.T>など半導体製造装置関連が売りに押され、フジクラ<5803.T>も値を下げた。ソフトバンクグループ<9984.T>、ファーストリテイリング<9983.T>が軟調、ディー・エヌ・エー<2432.T>も安い。高島屋<8233.T>も下落した。あさひ<3333.T>が値下がり率トップに売り込まれたほか、東宝<9602.T>も水準を切り下げた。サムコ<6387.T>、gumi<3903.T>、象印マホービン<7965.T>なども下値を探る展開に。

 半面、ホンダ<7267.T>が断トツの売買代金をこなし大幅高に買われたほか、日産自動車<7201.T>も商いを伴い高い。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が堅調、任天堂<7974.T>、信越化学工業<4063.T>もしっかり。日本郵船<9101.T>も上昇した。マーケットエンタープライズ<3135.T>が続急騰で値上がり率首位、シード<7743.T>はストップ高に買われた。三菱製紙<3864.T>、ダブル・スコープ<6619.T>、ミガロホールディングス<5535.T>なども値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS


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