午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利は1.060%に低下


 25日の債券市場で、先物中心限月3月限は反発した。前日の米債市場では5年債入札が好調だったことを受けて長期債相場が上昇(金利は低下)した。米国の債券高を受けた買いが円債相場を支援した。

 日銀の植田和男総裁は25日の講演で、経済・物価情勢に関して改善が続けば、政策金利の引き上げと金融緩和度合いの調整が必要だとの認識を示した。講演中、先物は日中安値の142円13銭から日中高値の142円34銭と、21銭幅で上下動した。もっとも一連の発言に対し市場ではサプライズ感が乏しいと受け止めが多く、方向感が出るまでには至らなかった。海外投資家の多くはクリスマス休暇に入っており、市場参加者が乏しいなかで手控えムードが強かった。日銀が25日に実施した4本の定例の国債買い入れオペについては、結果は総じて無難と受け止められた。

 先物3月限は前営業日比4銭高の142円23銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント低い1.060%をつけた。

出所:MINKABU PRESS


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