午前:債券サマリー 先物は反落、日経平均の上昇が重荷


 26日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。小安く始まった日経平均株価が上げに転じ、上昇幅を広げるにつれて安全資産とされる債券への売りが増えた。

 25日は欧米など多くの国がクリスマスの祝日で、きょうもオーストラリアや欧州の主要国が休みとなることから模様眺めムードが広がりやすく、債券先物は弱含みでスタートした。日銀の植田和男総裁が前日の講演で緩和的な金融環境を維持する姿勢を示したことが下支えとなっているものの、一方で経済・物価情勢の改善が続いていけば「それに応じて政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことが必要になる」と述べていることから積極的な買いは入りにくかった。新規の手掛かり材料に乏しいなか株高が影響し、先物は午前10時ごろに142円04銭まで軟化する場面があった。なお、きょうは財務省による2年債入札が実施される。

 午前11時の先物3月限の終値は、前日比16銭安の142円07銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%上昇の1.075%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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