26日の株式相場見通し=狭いゾーンでのもみ合いか、欧米株休場で手掛かり材料難


 26日の東京株式市場は強弱観対立のなか、日経平均株価は前日終値近辺の狭いゾーンでもみ合う展開が想定される。前日は香港や韓国などアジア株市場や、ドイツ、フランス、英国など欧州株市場、更に米国株市場など世界各国がクリスマスの祝日に伴い総じて休場となったこともあり、手掛かり材料難のなか模様眺めムードが強まりそうだ。前日の東京市場は海外投資家の参戦が見込めないなか薄商いを強いられたが、日経平均株価は取引終盤に買いが厚くなり上げ幅を広げて着地した。きょうは受け渡しベースで年内最終商いとなることから、12月決算企業の配当権利取り狙いの買いなどが駆け込みで入り下値を支える一方、個人投資家の損益通算目的とみられる売りなどが五月雨的に出て、全体指数の上値を重くするという見方もある。前日の植田日銀総裁の講演では、経済や物価情勢の改善が続いた場合は利上げする方針を明示し、利上げが遅れることによって経済にもたらすリスクについても言及した。来年1月の日銀金融政策決定会合で利上げを決定するという見方は現状では五分五分の状況となっているが、前日の外国為替市場では反応が鈍く、ドル・円相場はおおむね1ドル=157円台前半でもみ合う展開に終始した。きょうは、手掛かり材料に事欠くなか、足もとの為替動向なども日経平均の値動きに影響を与えそうだ。

 日程面では、きょうは週間の対外・対内証券売買契約、11月の建機出荷、11月の住宅着工統計など。海外では、トルコ中銀の政策金利発表のほか、米国では週間の新規失業保険申請件数が注目される。また、ボクシングデーのためドイツ、フランスなど欧州圏のほか、香港などアジア株市場の一角が休場。

出所:MINKABU PRESS


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