午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利1.090%に低下


 30日の債券市場で、先物中心限月3月限は3営業日ぶりに反発。朝方こそ米債券安を受けた売りがみられたものの、その後は日経平均株価の下落を手掛かりに買いが優勢となった。

 トランプ米次期大統領の政策がインフレ再燃や財政赤字拡大につながる可能性が意識され、前週末27日の米長期債相場が続落(金利は上昇)した流れが東京市場に波及。日銀が27日夕に公表した来年1~3月の国債買いオペ予定で、計画通りながら中長期ゾーンの買い入れ額が減額されたことも多少影響したようで、債券先物は朝方に一時141円65銭まで軟化した。ただ、小高く始まった日経平均株価が下げに転じると、相対的に安全資産とされる債券に買いが流入。前週末に1.110%と13年半ぶりの高水準をつけた長期金利が、値ごろ感や持ち高調整とみられる買いなどで低下したことも先物の支援材料となった。午後に入って時間外取引の米長期金利が低下したことも追い風となり、先物は大引け間際に141円92銭をつける場面があった。

 先物3月限の終値は、前週末比8銭高の141円90銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末比0.020%低下の1.090%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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