6日の株式相場見通し=売り先行か、米株市場の動向横目に不安定な地合いに


 2025年の大発会となる6日の東京株式市場は主力株中心に売りが先行しそうだ。前週末の欧州株市場は高安まちまちながらドイツやフランスなどは軟調だった。特にフランスの主要株価指数であるCAC40は1.5%安と下げ幅も大きかった。しかし、米国株市場では昨年下旬から調整色を強めていたNYダウ、ナスダック総合株価指数が揃って反発し、ナスダック指数は340ポイントあまりの上昇で率にして1.8%高と切り返しを鮮明としたことから、過度な不安心理は後退している。もっとも、ダウはそれまでの4営業日で900ドル以上の下落を示すなど利益確定売り圧力が表面化している。米長期金利の上昇に伴い、相対的な株式の割高感が意識されておりハイテク株などの上値が重くなっていることは否めない。年明けの東京市場でも米株市場の動向を横目に、下値リスクの意識されやすい地合いとなることが予想される。金利高に対する警戒感が高まるなか、今週末10日には12月の米雇用統計の発表を控えており、足もとでこのビッグイベントの内容を見極めたいとの思惑が積極的な買いを入れにくくさせている面もある。一方、今月20日には、いよいよトランプ新政権がスタートすることから、共和党政権下での新たな政策期待が米国株市場の下値を支える背景となることも想定され、東京市場でも下値では押し目買いニーズが高まる可能性がある。

 3日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比339ドル86セント高の4万2732ドル13セントと5日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同340.884ポイント高の1万9621.677だった。

出所:MINKABU PRESS


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