米外為市場サマリー:トランプ関税巡る報道で一時158円50銭台に上伸


 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=158円35銭前後と前日に比べて30銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円40銭前後と同2銭程度のユーロ安・円高だった。

 米CNNは8日、新たに導入を予定している関税に法的根拠を与えるため、国家経済緊急事態の宣言を検討していると報じた。これを受けて市場ではインフレ再燃への警戒感が高まり、米長期金利が上昇するとともにドル買いが流入。日米の金利差拡大が意識されるなか、ドル円相場は一時158円55銭まで上伸した。ただ、この日に米民間雇用サービス会社ADPが発表した24年12月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数が市場予想を下回ったことからドル買いは一服。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事がイベントで年内の追加利下げを支持する姿勢を示したことも重荷となり、158円10銭台に伸び悩む場面があった。とはいえ、同日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数が強い内容だったことがドルを支えドルは堅調に推移した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0318ドル前後と前日に比べて0.0020ドル強のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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