午前:債券サマリー 先物は小反発、朝方の売り一巡後は切り返す


 9日の債券市場で、先物中心限月3月限は小反発。朝方の売りが一巡したあとは切り返し、午前10時10分すぎには141円30銭まで上伸する場面があった。

 米CNNが8日に「新たに導入を予定している関税に法的根拠を与えるため、国家経済緊急事態の宣言を検討している」と報じ、同日の米長期金利が上昇した流れが東京市場に波及。厚生労働省が発表した24年11月の毎月勤労統計調査で、名目賃金を示す現金給与総額が前年同月比で3.0%増となったことも影響し、債券先物は朝方に一時141円09銭まで軟化した。ただ、前日に大きく下落していたことから値ごろ感も働きやすく、売り一巡後は押し目買いが流入。日経平均株価の続落で投資家のリスク回避姿勢が強まったことも債券買いにつながった。とはいえ、きょうは財務省による30年債入札が実施されることから積極的には動きにくく上値は重かった。

 午前11時の先物3月限の終値は、前日比3銭高の141円26銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.185%と11年5月以来の高水準をつけたが、その後は前日と同じ1.175%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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