外為サマリー:158円00銭台で推移、 米長期金利が時間外で上昇一服


 9日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=158円06銭前後と前日の午後5時時点に比べ5銭程度のドル安・円高となっている。

 朝方発表の11月分の毎月勤労統計は、実質賃金が4カ月連続でマイナスとなった。一方、所定内給与は同2.7%増と伸び率は32年ぶりの高さとなった。日銀が重視しているとされる共通事業所ベースの所定内給与は同3.0%増だった。公表を受け、日銀が利上げに踏み切りやすくなるとの見方から、日本の債券市場で長期金利が上昇。日米金利差が縮小するとの見方が広がり、ドル売り・円買いの流れを後押しした。一時1ドル=157円70銭台まで軟化した。米長期金利が時間外取引で上昇が一服したことも、ドル円相場の重荷となった。

 もっとも米国時間10日発表の米雇用統計の内容を見極めたいとの姿勢は強く、下値を探る向きは限られた。ドル円の下落が一服した後は持ち高調整目的のドル買い・円売りの動きもあって、再び158円台に乗せるなど持ち直した。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0307ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0025ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=162円92銭前後と同46銭程度のユーロ安・円高で推移している。


出所:MINKABU PRESS


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