明日の為替相場見通し=米雇用統計公表前で手控えムード優勢に


 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、一進一退か。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言を受けた利下げペースに対する市場観測の変化に応じ、上下動するとみられている。予想レンジは1ドル=157円50銭~158円50銭。

 トランプ次期米大統領が関税強化に向け経済緊急事態宣言を検討していると伝わり、米国内でのインフレ圧力が一段と高まることへの警戒感から米長期金利が一時4.7%台まで上昇した。9日は米国においてカーター元大統領の国葬のため米株式市場は休場。米債券市場は短縮取引となるが、FRB当局者の発言機会が複数予定されており、経済・物価情勢の現状認識や金融政策の方向性を巡る発言に注目が集まりそうだ。もっとも10日には12月の米雇用統計の発表を控えており、手控えムードも広がりやすい。ポジションを一方向に傾けにくい地合いとあって、ドル円相場はレンジ内でのもみ合いを余儀なくされるとみられている。

 海外ではECB月例経済報告が公表されるほか、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、コリンズ・ボストン連銀総裁、バーキン・リッチモンド連銀総裁、シュミッド・カンザスシティ連銀総裁、ボウマンFRB理事の発言機会が予定されている。


出所:MINKABU PRESS


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