東京株式(大引け)=414円安と3日続落、ファストリ急落が相場押し下げ


 10日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落。東京市場は明日から3連休となるほか、今晩の米雇用統計発表を前に積極的な買いは手控えられるなか、ファーストリテイリング<9983.T>の大幅安が相場を押し下げた。

 大引けの日経平均株価は前日比414円69銭安の3万9190円40銭。プライム市場の売買高概算は17億3622万株。売買代金概算は4兆2835億円となった。値上がり銘柄数は438と全体の約26%、値下がり銘柄数は1132、変わらずは74銘柄だった。

 前日の米株式市場は休場で、やや手掛かり材料難のなか東京市場は軟調にスタート。今晩発表される米雇用統計が注目されているほか、東京市場が3連休を控えていることから、買い手控えの動きは強く、持ち高調整の売りが先行した。特に、日経平均株価への寄与度が高いファストリが前日の決算発表を受け大幅安となったことが相場を押し下げた。日経平均株価は前場に大きく値を下げたが、半導体関連株などは底堅く売り一巡後はやや下げ渋った。ただ、後場には再び売りが優勢となり、結局400円を超える下落で取引を終えた。海運や自動車、銀行株などが軟調だった。なお、株価指数オプション1月限の特別清算指数(SQ)値は3万9343円19銭だったとみられている。

 個別銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が下落し、トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>が軟調。ディスコ<6146.T>やソフトバンクグループ<9984.T>が値を下げた。日立製作所<6501.T>やリクルートホールディングス<6098.T>、楽天グループ<4755.T>も下落した。

 半面、アドバンテスト<6857.T>やレーザーテック<6920.T>、野村マイクロ・サイエンス<6254.T>が高く、フジクラ<5803.T>や川崎重工業<7012.T>、任天堂<7974.T>、キーエンス<6861.T>、SMC<6273.T>が値を上げた。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>は、経営陣が参加する買収(MBO)に米投資会社が出資を検討しているとの報道を受け後場急伸した。

出所:MINKABU PRESS


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