東京株式(大引け)=29円安と小幅に5日続落、半導体関連など軟調で上値重い


 15日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に5日続落。朝方は値を上げてスタートしたが、半導体関連株などへの売りが優勢となるなか、後場にかけ値を下げた。

 大引けの日経平均株価は前日比29円72銭安の3万8444円58銭。プライム市場の売買高概算は16億2239万株。売買代金概算は3兆8740億円となった。値上がり銘柄数は864と全体の約52%、値下がり銘柄数は705、変わらずは74銘柄だった。

 米12月卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回りインフレへの警戒感が後退したことが好感され、前日のNYダウは221ドル高と続伸した。これを受け、日経平均株価も値を上げてスタート。自律反発狙いの買いも流入し、朝方は300円高まで買われた。ただ、買い一巡は上値を抑えられる展開。特に半導体関連株などが軟調となるなか、後場は売りが優勢となり、前日比マイナス圏で推移。為替が1ドル=157円台前半へ円高方向に振れたことも警戒されたほか、今晩は米12月消費者物価指数(CPI)の結果発表が予定され、その結果待ちで買い手控えの動きも出た。後場に日経平均株価は一時150円を超す下落となったが、引けにかけ下げ幅は縮小した。全般軟調のなか、銀行株などは底堅く推移した。

 個別銘柄では、アドバンテスト<6857.T>やディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>が安く、レーザーテック<6920.T>やソフトバンクグループ<9984.T>が軟調。フジクラ<5803.T>や三菱重工業<7011.T>、川崎重工業<7012.T>が値を下げ、トヨタ自動車<7203.T>やSMC<6273.T>、リクルートホールディングス<6098.T>が売られた。

 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が高く、IHI<7013.T>やキーエンス<6861.T>、ファナック<6954.T>がしっかり。ファーストリテイリング<9983.T>や任天堂<7974.T>が値を上げた。決算内容が好感されSHIFT<3697.T>が急伸した。

出所:MINKABU PRESS


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