午前:債券サマリー 先物は小反発、直近大幅安の反動 長期金利1.235%に低下


 15日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は小反発した。米長期金利が高止まりするなか、債券先物は直近で大幅に下落していたこともあって、自律反発狙いの買いが入った。日銀の定例の国債買い入れオペが予定されていることも、需給面で買い戻しを誘う要因となった。

 前日のニューヨーク市場で長期債相場は小幅に下落(金利は小幅に上昇)した。12月の米卸売物価指数(PPI)の前月比の伸び率が11月から鈍化し、市場予想を下回った。米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切りやすくなるとの見方から、債券を選好する姿勢が広がり、米長期金利は低下する場面があったが、12月の消費者物価指数(CPI)の公表を控えており、持ち高調整目的の売りが出た。もっとも、米長期金利の上昇圧力が弱まったとの受け止めが台頭したことは、円債相場を支援する要因となった。

 日銀は15日、定例の国債買い入れオペを5本通告した。対象は「残存期間1年以下」と「同1年超3年以下」、「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同25年超」で、オファー額は12月に示された予定額と同額となった。

 先物3月限は前営業日比3銭高の140円69銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は0.005ポイント低い1.235%をつけた。

出所:MINKABU PRESS


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