14日の米株式市場の概況、卸売物価指数予想下回りNYダウは続伸


 14日の米株式市場で、NYダウは前日比221.16ドル高の4万2518.28ドルと続伸した。朝方発表の12月の卸売物価指数は前月比プラス0.2%、前年比でプラス3.3%といずれも市場予想を下回り、FRB(米連邦準備理事会)の利下げペースが鈍化するとの懸念が薄まったことで、上昇してスタート。その後、長期債利回りが上昇したことや明日発表の消費者物価指数への警戒感から一時マイナスに転じる場面もあったものの、売り一巡後は買い戻しの動きも見られ、NYダウは続伸して引けた。景気敏感株が買われ、キャタピラー<CAT>、ダウ<DOW>、スリーエム<MMM>などが上昇。JPモルガン・チェース<JPM>、ビザ<V>、マスターカード<MA>なども買われた。好決算を発表したKBホーム<KBH>、アナリストが投資判断を引き上げたセラニーズ<CE>も高い。半面、第4四半期売上高が予想を下回ったイーライ・リリー<LLY>は急落し、24年の民間航空機納入数が前の年比34%減となったと発表したボーイング<BA>や年末商戦の売り上げが予想を下回ったシグネット・ジュエラーズ<SIG>も安い。

 一方、ナスダック総合指数は5日続落し、前日比43.709ポイント安の1万9044.393となった。「TikTok」が米事業をイーロン・マスク氏に売却する可能性を議論していると一部で報じられたことを受けて、競争激化への警戒からメタ・プラットフォームズ<META>が売られ、テスラ<TSLA>も下落。また、エヌビディア<NVDA>、アップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>など主力ハイテク株にも安いものが目立った。半面、マイクロストラテジー<MSTR>、マイクロン・テクノロジー<MU>などは堅調だった。

出所:MINKABU PRESS


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