米外為市場サマリー:米コアCPIの鈍化を受け一時155円90銭台に軟化


 15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円47銭前後と前日に比べて1円50銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=160円99銭前後と同1円85銭程度のユーロ安・円高だった。

 この日に米労働省が発表した24年12月の消費者物価指数(CPI)は、エネルギーと食品を除くコア指数の上昇率が前月比0.2%と11月の0.3%から減速した。また、前年同月比では3.2%上昇し、伸びが11月の3.3%から鈍化した。これを受けてインフレ再加速への過度な警戒感が薄れるとともに、米長期金利が低下。日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが優勢となり、ドル円相場は一時155円95銭と約1カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。その後は下げ渋る動きとなったが、日銀による早期の追加利上げ観測が強まっていることなどから戻りは限定的だった。一方、欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁が講演で、欧州経済が伸び悩んでいることから今後も利下げを続けると述べたことなどが影響し、ユーロも売りが出やすかった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0289ドル前後と前日に比べて0.0020ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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