外為サマリー:156円10銭台に軟化、前日の日銀総裁発言が尾を引く


 16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=156円19銭前後と前日の午後5時時点に比べて70銭弱のドル安・円高となっている。

 15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円47銭前後と前日に比べて1円50銭程度のドル安・円高で取引を終えた。米12月コア消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化し、インフレ再加速への過度な警戒感が薄れるとともに一時155円95銭と約1カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。

 この流れを引き継ぐかたちで、この日の東京市場もドル売り・円買いが先行。米長期金利が15日に低下したことで、日米金利差の縮小が意識されやすくなっている。朝方には下げ渋る場面もあったが、日銀の植田和男総裁が前日に「来週の金融政策決定会合で米新政権の政策や春闘の賃金動向などを精査し、追加利上げを行うかどうか判断する」と述べたことが尾を引き、午前9時50分すぎには156円10銭台に軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0299ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0006ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=160円86銭前後と同80銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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