明日の為替相場見通し=値ごろ感が意識されるも戻りは限定的か


 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、足もとでの急落で値ごろ感が意識されるものの戻りは限定的となりそうだ。予想レンジは1ドル=154円80銭~156円50銭。

 15日に発表された24年12月の米消費者物価指数(CPI)は、エネルギーと食品を除くコア指数の上昇率が前月比0.2%と11月の0.3%から減速した。インフレが再燃するとの警戒感が和らぐなか、ドルを買う動きが一服。ブルームバーグ通信が16日に「日銀は、来週予定されるトランプ次期米大統領の就任時の発言を受けて金融市場などで大きな混乱が起きなければ、23~24日の金融政策決定会合で追加利上げを決める公算が大きい」と報じたことも影響し、同日の東京市場では一時155円20銭近辺と約1カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。足もとで急落したドルは買い戻しが入りやすいが、日銀の政策にらみで積極的には円を売りにくく、ドル円相場の戻りは限られるだろう。

 なお、今晩に予定されている主な経済指標の発表は、前週分の米新規失業保険申請件数、1月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、12月の米輸出入物価指数、12月の米小売売上高、1月の全米建設業協会(NAHB)住宅市場指数、11月の米企業在庫など。また、トランプ氏が財務長官に指名したスコット・ベッセント氏の上院での指名公聴会にも注目したい。

出所:MINKABU PRESS


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