米外為市場サマリー:FRB理事のハト派発言を受け一時155円10銭まで軟化


 16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円16銭前後と前日に比べて1円30銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=159円85銭前後と同1円15銭程度のユーロ安・円高だった。

 16日に発表された24年12月の米小売売上高が市場予想を下回り、前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想以上に増えたことからドル売り・円買いが先行。この日のアジア時間帯にブルームバーグ通信が「日銀が来週の決定会合で追加利上げを決める公算が大きい」と報じたことで円買いが入りやすい面もあった。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が米CNBCテレビのインタビューで「今後も良好なインフレデータが続いた場合は25年前半に追加利下げが実施される可能性がある」との見解を示したことが伝わると、米長期金利が低下するとともにドル円相場も日米金利差の縮小を意識するかたちで軟化し、一時155円10銭と約1カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。一方、欧州中央銀行(ECB)が公表した24年12月開催分の議事要旨で、利下げ継続が示唆されたことからユーロも軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0301ドル前後と前日に比べて0.0010ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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