東京株式(大引け)=125円高、トランプ発言で不安定な値動きも半導体株などが牽引


 21日の東京株式市場は強弱観が錯綜するなかも終盤は買いが優勢となり、日経平均株価は続伸しフシ目の3万9000円台に乗せて取引を終えた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比125円48銭高の3万9027円98銭と続伸。プライム市場の売買高概算は15億3819万株、売買代金概算は3兆5062億円。値上がり銘柄数は940、対して値下がり銘柄数は615、変わらずは87銘柄だった。

 きょうの東京市場は終始不安定な地合いだったが、日経平均、TOPIXともにプラス圏で着地している。前日の米国株市場は休場だったものの、欧州株市場では主要国の株価が軒並み上昇しており、これが投資家心理をリスクオンに傾ける背景となった。また、日本時間きょう未明に米国ではトランプ米大統領の就任式が行われ、就任初日に多くの大統領令に署名した。そのなかで関税引き上げなどについては即時発動を避けたことで、東京市場もこれを好感する動きが観測された。日経平均は寄り後早々に300円を超える上昇をみせたが、その後は失速。トランプ発言などを嫌気して一時は200円以上下落するなど不安定な値動きを続けた。ただ、後場に入ると値動きが小さくなり、おおむねプラス圏での推移に。売買代金は3兆5000億円台と低調だった。

 個別では、売買代金トップのディスコ<6146.T>が大きく上値を追ったほか、レーザーテック<6920.T>も上昇、東京エレクトロン<8035.T>もしっかりだった。任天堂<7974.T>が堅調、ファーストリテイリング<9983.T>も値を上げたほか、霞ヶ関キャピタル<3498.T>の上げ足も目立った。極東証券<8706.T>が値上がり率トップに買われ、三井ハイテック<6966.T>、タムラ製作所<6768.T>なども値を飛ばした。ぐるなび<2440.T>、ニチコン<6996.T>なども大幅高に買われた。

 半面、売買代金で2位となったIHI<7013.T>が利益確定売りに値を下げ、川崎重工業<7012.T>も下値を試す展開に。東京海上ホールディングス<8766.T>が冴えず、キーエンス<6861.T>も安い。セレス<3696.T>が急落、宮越ホールディングス<6620.T>、GMOインターネット<4784.T>も大幅安に売られた。マネックスグループ<8698.T>が軟調、マネーフォワード<3994.T>も下落。ENEOSホールディングス<5020.T>も売りが優勢だった。

出所:MINKABU PRESS


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