午後:債券サマリー 先物は続伸、時間外の米金利低下が支え


 21日の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸。20日に米大統領に就任したトランプ氏が関税強化に慎重に臨むとの見方を背景に、時間外取引で米長期金利が低下したことが国内債の支えとなった。

 米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)は20日、米国への輸入品に対する新たな関税について、トランプ氏が大統領に就任する20日の発動は見送る見通しだと報道。米インフレ再加速への懸念が後退するとともに米金利の先高観が和らぎ、債券先物は午前9時20分ごろに一時141円26銭まで上伸した。ただ、トランプ氏がメキシコとカナダからの輸入品に最大25%の関税を2月1日までに賦課することを計画していると述べたことが伝わると上げ幅を縮小。また、日銀が23~24日の金融政策決定会合で追加利上げを決めるとの観測が強まっていることも重荷となったようだ。この日に財務省が実施した40年債入札は応札倍率が2.75倍(前回は2.24倍)と強めの結果となったが、相場を押し上げるまでには至らず、先物は午後1時20分すぎに141円10銭まで伸び悩む場面があった。

 先物3月限の終値は、前日比8銭高の141円15銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.005%低下の1.185%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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